藍色に画像を変える4
Contents
上のアイキャッチ画像は、今回ご紹介する藍調化(藍色に画像を変える)アルゴリズムを二藍(ふたあい#915c8b)で試した結果です。綺麗に藍調化されています。
藍調化アルゴリズム
元画像であるカラー画像からより綺麗な藍色画像に変換するアルゴリズムは、カラー画像(RGB)から白黒画像(Y)を経て、藍調化画像にします。
- カラー画像から白黒画像への変換
カラー画像(RGB)から白黒画像(Y)にするアルゴリズムは多々ありますが、今回は次式としました。
Y = 0.3 × R + 0.59 × G + 0.11 × B
白黒画像(Y)から藍調化画像(RGB)への変換
藍調化する際、多々ある藍色から一つの藍色を決める必要があります
ここからは、清藍(せいらん#274a78)を選んだ場合で説明します
まず、カラーコード#274a78を、10進数に変換します
( 27, 4a, 78) → ( 39, 74, 120)
次に、(39, 74, 120)から最大値を計算し、それをMAXとします
MAX = max{39, 74, 120} → MAXは120です
最後に白黒画像(Y)から藍調化画像(RGB)へ、次式で変換します
- R = (Y ÷ MAX) × 39
- G = (Y ÷ MAX) × 74
- B = (Y ÷ MAX) × 120
輝度Yの取り得る値の範囲は、0から255です → {Y | 0 ≦ Y ≦ 255}
今回の清藍の場合、
RGBの各レンジは、{R | 0 ≦ R ≦ 83}、{G | 0 ≦ G ≦ 157}、{B | 0 ≦ B ≦ 255}となります
青色成分(B)で、レンジが0から255までフルに使われていることが分かります