Aモードでプロカメラマン
Aモードをマスターすることで、プロカメラマンへの一歩を踏み出しましょう。
実際にプロカメラマンが一番使うのがAモード(絞り優先オート)です。
フォトストックで写真販売するためは、カメラ技術の向上は重要です。
確かなカメラ技術があると、ブログ記事のアイキャッチ画像を自分で撮影することもできます。
【注1】絞り
人間の瞳孔に相当する装置でカメラレンズ内にあります。
絞りを操作することでレンズを通過する光の量を調整します。
Aモード(絞り優先オート)
プログラムオートは、シャッタースピードと絞りの両方をカメラが自動で決定します。
撮影者は被写体にカメラを向けてシャッターを押すだけで写真が撮れます。
それに対し、絞り優先オートでは、
- 先ず、絞りの程度(F値)を撮影者が指定します。
- 次に、カメラはそのF値に最適なシャッタースピードを決定します。
【注2】F値
絞りの程度。F4、F8、F16、F22、などがあります。
F値が小さいと絞りが開き、F値が大きいと絞りが小さくなります。
F値とシャッタースピード
同一の被写体を撮影する場合、F値が小さい(F4)と絞りは開いており、一度に取り込む光の量が多いため、シャッタースピードは速いです。
F値が大きい(F22)と絞りが小さく、一度に取り込む光の量が少なくなり、その分シャッタースピードが遅くなります。F値が大きい場合、三脚は必須です。
- F値が小さい: シャッタースピードは速い
- F値が大きい: シャッタースピードは遅い
F値とぼかし
F値が小さいと、ピントが合う範囲が狭くなり、その範囲以外の物はピンボケとなります。
そのため、ぼかしが大きい画像となります。
【注3】ピンボケ
ピントがぼけている。ピントが合っていない。
一方、F値が大きいと、ピントが合う範囲が広くなり、ぼかしの小さい画像となります。
- F値が小さい: ぼかしが大きい
- F値が大きい: ぼかしが小さい
写真1. ぼかしが大きい, F5.6, シャッタースピード( 1/40秒 )
写真2. ぼかしが小さい, F25, シャッタースピード( 1/1.6秒 )