両眼立体視で1つだけ違う漢字を探す方法
同じ漢字がたくさん並んでいる中に、1つだけ少しだけ違う漢字があるのでそれを探してください。
というような、「間違い漢字探し」という脳トレ問題があります。
これが両眼立体視の格好の練習になります。
- 初心者:両眼立体視を経験できる
- 経験者:両眼立体視の練習
間違い漢字探し
同じ漢字(鳥)がたくさん並んでいます。
その中に1文字だけ違う漢字が紛れているので、それを探してください。
Q. 違う漢字はどれですか? 画像をクリックして探してください。
torikarasu:画像クリックで画像拡大
Q. 違う漢字はどれですか? 画像をクリックして探してください。
両眼立体視
両眼で立体視する方法には、平行法(パラレル法)と交差法(クロス法)があります。
練習するとステレオ写真を裸眼で見ることができます。
両眼立体視は下記サイトで詳しく説明されています。
違う漢字の探し方
筆者は平行法(パラレル法)なので、平行法で説明します。
平行法
まずは、画像を拡大して、ディスプレイ画面ぐらいの大きさにします。
ディスプレイに顔を近づけて、遠くを見ます。
並行法のやり方は人それぞれだと思うので、筆者のやり方を記述します。
- 文字は見ない(文字に通り越した先を見る)
- ディスプレイを通り越して、10m先を見るようにする
- ボーと焦点が定まらない状態で遠くを見る
結像
ボーと遠くを見ているので、最初は文字「跌」がぼやけています。
そのまま、ボーと見ていると、突然左右隣り合ったぼやけた「跌」が重なり、シャープな「跌」になります。
- ぼやけた「跌」 → シャープな「跌」
発見方法
平行法で結像した状態で、異なる1文字を探します。
結像した状態では、たくさんの「跌」と書かれた平面が、ディスプレイより少し奥に見えます。
- ディスプレイの数cm奥に、結像してシャープな平面が見える
視点移動する方法
結像してできたシャープな平面上を、ゆっくりと視点移動します。
視点移動が速いと、結像が解除されてしまい文字がぼやけます。
- ゆっくりと視点移動
- 結像が解除 → 再度、並行法で結像(2度目は直ぐに結像する)
シャープな平面上を、ゆっくりと視点移動していると、浮き上がってキラキラしている文字部分が見えます。
そこが正解の異なる1文字です。
- 文字の欠片が、キラキラと浮き上がっている
視点移動しない方法
結像してシャープな平面ができた状態で、ディスプレイと頭(両眼)の距離を少しずつ離していきます。
慣れないうちは、ゆっくりと後ろに移動します。
ディスプレイと頭(両眼)の距離が大きくなると、結像した平面はディスプレイの奥に遠のきます。
- 頭を後ろに下げる → 結像平面がディスプレイの奥に沈んでいく
そうすると、浮き上がっている文字の欠片をすぐに発見できます。
発見スピード
並行法に慣れてきたら、「視点移動しない方法」の方が、圧倒的に発見スピードは早いです。
結像する時間を5秒として、頭を後ろに下げる時間を3秒とすると、8秒ほどで発見できます。
参考