夢の再現に適したディスプレイ
鮮明な夢でみた光景を再現するために必要なディスプレイについて考えます。
夢は何種類かに分類できますが、ここでは「普通にみる夢」と「鮮明な夢」に大別します。
普通にみた夢は、夢をみて10分後には忘れるそうです。
一方、鮮明な夢は、まるで現実と見間違えるので、起床後も鮮明に記憶しています。
- 普通の夢：光景がおぼろげで、すぐに忘れる
- 鮮明な夢：光景が明るく鮮明で、記憶に留まる
今回、鮮明な夢でみた状況から、鮮明な夢の特徴とそれを再現するディスプレイについて考えました。
- 鮮明な夢の特徴 → 鮮明な夢を再現するディスプレイ
鮮明な夢を再現するディスプレイは、普通の夢を再現する能力もあると思われます。
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夢の特徴
筆者が「鮮明な夢」をみたときに気づいた特徴を記述します。
※ 筆者の感想です
両眼立体視
鮮明な夢は、まるで実際にその場にいるように明るい情景です。
絵をみたときの明るさではなく、風景をみたときの明るさです。
これは、ステレオグラムを立体視した瞬間に、画像が明るくなる現象です。
両眼加算（Binocular Summation）と呼ばれる現象で、信号の強化、ノイズの低減が行われます。
脳が左右の目からの情報を統合して、視覚信号を強化するため、明るく鮮明にみえます。
- 明るさが、25～50％アップする
夢を再現するディスプレイ
夢の特徴から、夢を再現するディスプレイを探します。
結論は、HDR対応のゴーグルです。
すでに、HDRディスプレイやSDRゴーグルを持っている人は、当面はそれらで代替する手もあります。
SDRゴーグルを買い替える際に、HDR対応ゴーグルを購入すればいいと思います。
- HDRディスプレイ、SDRゴーグル → HDR対応ゴーグル
HDR
HDR（High Dynamic Range）だと、人間の目でみた光景に近い表示ができます。
HDRは、従来のディスプレイ（SDR：Standard Dynamic Range）を改良したものです。
※ ダイナミックレンジ（Dynamic Range）とは、最も強い信号（明るい光）から最も弱い信号（暗い光）までの幅のこと
- 最も暗い光 ←－－－－－ 幅 －－－－－→ 最も明るい光
人間の目のダイナミックレンジはとても広く、HDRでも完全再現はできませんが、ここが現状技術の限界です。
- SDR：普通（または狭い）
- HDR：広い
- 人 間：とても広い
※ 眩しいと感じる現象はHDRで再現できない（太陽直視、溶接アーク光、車のヘッドライト直射、など）
- 参考：ゲーミングモニターの選定
ゴーグル
ゴーグルにすることで、両眼加算による明るさ・鮮明さの向上が期待できます。
気軽にVRを始めたい場合に、価格が安いMeta Quest 3Sはおすすめです。
ゴーグルを使うのが初めてだと、たぶんかなり驚くでしょう！
- SDRゴーグル：Meta Quest 3S 128GB
HDR対応ゴーグルだと、夢でみた光景をかなり再現できるでしょう。
注意点として、PlayStation VR2はもともとはPlayStation 5専用機として発売されました。
その後、2024年8月にPCとPlayStation VR2を接続できるようになりました。
その際、別売りアクセサリー「PlayStation VR2 PCアダプター」が必要です。
- HDR対応ゴーグル：PlayStation VR2
- 別売りアクセサリー：PlayStation VR2 PCアダプター
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