藍色に画像を変える2
前回の記事「藍色に画像を変える」では、カラー画像から白黒画像を経て、藍黒画像にしました。すなわち、白黒画像の白色部分を藍色に変換しています。
今回は、白黒画像の黒色部分を藍色に変換する(白藍画像)を考えます。
カラー画像 → 白黒画像 → 藍黒画像 or 白藍画像
色の範囲を示すと、以下となります
黒#000000
| → 藍黒画像
青藍#274a78
| → 白藍画像
白#ffffff
藍黒画像は、黒と青藍との間の色でできています
白藍画像は、青藍と白との間の色でできています
青藍は白より黒に近い色なので、藍黒画像の色数は少なく、白藍画像の色数は多くなります。そのため、藍黒画像は白藍画像よりレンジが狭くなっています。
青藍のカラーコードは#274a78です。
青藍の赤色成分は16進数で27です。これを10進数にすると39になります。
この話は、前回記事「藍色に画像を変える」に詳しく記述しました。
以下、前回記事からの続きとなります
藍黒画像の赤成分(r)は以下の式でした。
- r = (39 / 255) × Y, {Y | 0 ≦ Y ≦ 255}
ここで、Yは、白黒成分:輝度です
そのため、r のレンジは、{r | 0 ≦ r ≦ 39}となり、とても狭いです
一方、白藍画像の赤成分(r)のレンジは、{r | 39 ≦ r ≦ 255}と広いです
この変換式は以下となります
r = 39 + (255 – 39) / 255 × Y = 39 + (216 / 255) × Y
この変換式を緑成分と青成分にも適用することで、白黒画像から白藍画像ができます