タイピングでプログラム学習
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お手本となるプログラムをタイピングで書き写すことで、プログラミングを学習することができます。
プログラムを書き写すことを、「写経」と呼んだりしますが、これは、般若心経などを書き写す修行である「写経」が由来となっています。
手書きかタイピングか(一般論)
グーグルで、「学習 タイピング 手書き」と検索すると、何かを学習する際、「タイピング」より「手書き」の方がいいといった論調が目立ちます。
例えば、
(注)学習方法という意味では、「手書き」以外にも、「見て」覚えるや、「暗唱して」覚えるなど、もしくはそれらを複合させる方法があります。
般若心経を学習する場合
従来は、まず、「暗唱して」覚えます。字が読めない人は、般若心経の各文字に「絵」を対応させた読本を使用して暗唱します。
次に、長時間の集中力で、写経することでより深く般若心経を理解します(修行)。
タイピングで般若心境を学習することは可能です。
この場合、「タイピング」は「暗唱」に似ていて、「声」の変わりに「指」で記憶します。
- タイピングは暗唱に似ている
手書きプログラミングの意味
ベテランのプログラマーが手書きで長文のプログラムを書くことはありません。
構想段階で短いプログラムを手書きすることはあるかも知れませんが。
新人プログラマーの場合、プログラムを手書きし、それを先輩プログラマーにレビューしてもらうことがあります。
新人プログラマーが陥りやすい悪癖として「トライ&エラー」があります。
プログラムは適当に書いても動くので、適当にいじって(トライ)実行(エラー)し、
それを根本のアルゴリズムを考えることなく繰り返してしまいます。
- プログラミングの悪癖 トライ&エラー
この癖を止めるため、紙と鉛筆・消しゴムを使ってプログラムを書きます。
そうすると、アルゴリズムを意識したプログラムが書けるようになります。
プログラミングにおける写経
お手本となるプログラムをタイピングで書き写すことで、アルゴリズムの大まかな流れを学習することができます。
アルゴリズムの詳細については、プログラムをじっくり見て、図に書いたりして熟考する必要がありますが。
- タイピングでプログラムを学習できる
ただ、コピー&ペーストでプログラムを持ってきた場合、そのプログラムは全くのブラックボックスとなり、
部品としては使用できますが、プログラムの中身を学習することはできません。