数学コンピューター:鶴亀算
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数学コンピューター(注)を使って、鶴亀算を解きます。
鶴亀算を解く際、「連立方程式」を用いています。
そのため、一通り、数学コンピューターの使い方をマスターした人向けの内容です。
しかし、簡単な「連立方程式」なので、数学コンピューターに不慣れな人でも、十分に理解可能だと思います。
(注)数学コンピューター
数学問題を解くときに利用するコンピューターの総称
詳細は、記事「数学コンピューター1:正の数・負の数1」をご参照ください。
鶴亀算
鶴亀算とは、ツルとカメの合計個体数と合計足数が既知のとき、ツルとカメ双方の個体数を求める算数問題です。
ただし、ツルの足は2 本、カメの足は4 本です。
例題
ツルとカメが合わせて8 匹、足の数が合わせて26 本のとき、ツルとカメは何匹(何羽)いるでしょうか。
ただし、ツルの足は2 本、カメの足は4 本です。
例題出典:Wikipedia(鶴亀算)
考え方(例)
ツルとカメの数を知りたいので、ツルの数をx 、カメの数をy とします。
ツルとカメ、合わせて 8 なので、以下の式となります。
- x + y = 8
また、足の数が合わせて26 本なので、以下の式となります。
- 2x + 4y = 26
計算
数学コンピューターを用いて計算します。
fx-375ES-N は、操作に「慣れ」が必要なので、慣れていない場合、WolframAlpha で計算してください。
改めて、計算する方程式(2 元連立1 次方程式)を、以下に示します。
- x + y = 8
- 2x + 4y = 26
fx-375ES-N
先ず、2 元連立1 次方程式のモードにします。
スイッチON から順に、表記のボタンを押すことで、そのモードにします。
[ON] – [MODE] – [5] – [1]
a b c 1[ 0 0 0] 2[ 0 0 0]
次に、入力画面の各欄に数値を代入していきます。
[1] – [=] – [1] – [=] – [8] – [=] – [2] – [=] – [4] – [=] – [26]
a b c 1[ 1 1 8] 2[ 2 4 26]
各数値の意味は、元の連立方程式と見比べると、分かると思います。
最後に、もう一度 [=]キーを押して、計算を開始します。
回答は、X=3, Y=5 となります。
WolframAlpha
入力:
x+y=8, 2x+4y=26
方程式をカンマ( , )で区切り、そのまま入力します。
回答は以下となりました。
Solution: x = 3, y = 5
Question
3 種類の切手(82円、92円、120円)を購入しました。
- 切手は全部で31枚でした。
- 82円切手と92円切手の枚数は同じにしました。
- 合計金額は、2,928円でした。
各切手は、何枚購入したでしょうか?
(注)数学コンピューターを用いて計算してください。