数学コンピューター1:正の数・負の数2
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数学コンピューター(注)を使って、数学を再学習しています。
本記事は、記事「数学コンピューター1:正の数・負の数1」からの続き記事です。
(注)数学コンピューター
数学問題を解くときに利用するコンピューターの総称。
現在、方程式が解ける関数電卓やWebサイトがあります。
正の数・負の数2
足し算
- 例: 1 + 3 = 4
- 例: -2 + 9 = 7
引き算
- 例: 1 – 3 = -2
- 例: -2 – 5 = -7
掛け算
掛け算記号(×)は、記号(*)でも表記できます。
例えば、9 × 2 は、以下の表記が可能です。
9 × 2 = 9 * 2
2 つの数(a と b)を掛け算したときの符号は以下となります。
- a が正の数、b が正の数: a × b は正の数
- a が正の数、b が負の数: a × b は負の数
- a が負の数、b が正の数: a × b は負の数
- a が負の数、b が負の数: a × b は正の数
図にまとめると、Fig.5 となります。
- 例: 2 × 5 = 10, 4.9 × -10 = -49
数「0」の掛け算
数「0」に、どんな数を掛けても「0」になります。
- 例: 0 × 1 = 0, 0 × -9 = 0, 0 × 100 = 0
割り算
割り算記号(÷)は、記号( / )でも表記できます。
例えば、9 ÷ 2 は、以下の表記が可能です。
2 つの数(a と b)を割り算したときの符号は以下となります。
- a が正の数、b が正の数: a / b は正の数
- a が正の数、b が負の数: a / b は負の数
- a が負の数、b が正の数: a / b は負の数
- a が負の数、b が負の数: a / b は正の数
図にまとめると、Fig.6 となります。
- 例: 9 / 2 = 4.5, -12 / 4 = -3
累乗
同じ数を何度も掛けること。
掛ける回数を、数の右肩に記述します。
- 例: 32 = 3 × 3, (-5)3 = -5 × -5 × -5
累乗は、記号(^)でも表記できます。
例えば、92 は、以下の表記が可能です。
92 = 9^2
計算の優先順位
計算には決められた順序があります。
先ず、計算式の中に丸括弧 ( ) があれば、括弧の中を最優先で計算します。
次に、掛け算・割り算を計算します。
最後に、足し算・引き算を計算します。
- ( )
- × , ÷
- + , −
- 例: (5 – 2) × -3 + 1 = 3 × -3 + 1 = -9 + 1 = -8
例題
数学コンピューター(注)を用いて、例題を計算してください。
使用する数学コンピューターにより、以下の違いがあります。
- fx-375ES: 数学自然表示機能により、数式を見た目通りに入力
- WolframAlpha: 記号( * , / , ^ )を使い、数式を入力
例題1.
- Ans. 5.33333・・・
例題2.
- Ans. -70.14
例題3.
- Ans. -8.19024・・・
例題4.
- Ans. 20.583333・・・
参考:帯分数(mixed number)
帯分数 は、サンとヨンブンノイチと読みます。
は、 を略したものです。
WolframAlpha では、 を、「-3␣1/4」と入力します。
-3 と1/4 の間に半角スペース(␣)を入れます。
例題5.
- Ans. 48.551804・・・
Question
数学コンピューターを用いて、次式を計算してください。
(注)数学コンピューター
数学問題を解くときに利用するコンピューターの総称。
現在、方程式が解ける関数電卓やWebサイトがあります。
- 関数電卓の一例(fx-375ES-N)
- Webサイトの一例(WolframAlpha)