数学コンピューター2:式の計算
数学コンピューター(注)を使って、数学を再学習しています。
数学コンピューター2 では、中学数学2 の内容に準拠しています。
数学コンピューターを用いて、中学数学2 を高速に再学習する予定です。
数学コンピューター2 は、数学コンピューター1 の続き記事となります。
(注)数学コンピューター
数学問題を解くときに利用するコンピューターの総称
ここでは、次の2 種類の数学コンピューターで計算しています。
- 関 数 電 卓 :fx-375ES-N
- Webサイト:WolframAlpha
数学がとても苦手な人が、数学を学びなおすとき、数学コンピューターが役立ちます。
詳細は、記事「関数電卓で数学を学びなおす」をご参照ください。
式の計算
82円切手をX 枚、購入したときの、合計金額 Y 円は、次式となります。
この式を計算するとき、順方向と逆方向があります。
順方向
式の右辺(X)に値を代入し、左辺(Y)を計算する。
- 入力:Xが10枚
- 出力:Yは820円
逆方向
式の左辺(Y)に値を代入し、右辺(X)を計算する
- 入力:Yが820円
- 出力:Xは10枚
fx-375ES-N
数学コンピューターとしてfx-375ES-N を用いる場合、式の計算(順方向、逆方向)に対し、使用する機能が違います。
- 順方向:カルク機能、ソルブ機能
- 逆方向:ソルブ機能
式の計算例(順方向)
ここでは、fx-375ES-N を用いる場合、カルク機能を使用しました。
例1.
一辺 A cm の正方形の周りの長さを L としたとき、次式が成り立ちます。
質問:A が10 cmのときの、L を計算する
計算:
- fx-375ES-N
- 入力: 4A → A=10
- 回答: 40
- WolframAlpha
- 入力: L = 4 A, A = 10
- Solution: L = 40
- 筆算
- 回答: L = 4 × 10 = 40
例2.
一辺 A cmの正方形の面積 S は、次式となります。
質問:A が10 cmのときの、S を計算する
計算:
- fx-375ES-N
- 入力: A^2 → A=10
- 回答: 100
- WolframAlpha
- 入力: S = A^2, A = 10
- Solution: S = 100
- 筆算
- 回答: L = 10 × 10 = 100
例3.
半径 R cm の円の円周 L は、次式となります。
質問:R が5 cmのときの、L を計算する
計算:
- fx-375ES-N
- 入力: 2πX → X=5
- 回答: 10π
- WolframAlpha
- 入力: L = 2πR, R = 5
- Solution: L = 10π
- 筆算
- 回答: L = 2 × π × 5 = 10π
(注)fx-375ES-N の場合、変数R の代わりにX を使用しました。
例4.
半径 R cm の円の面積 S は、次式となります。
質問:R が5 cmのときの、S を計算する
計算:
- fx-375ES-N
- 入力: πX^2 → X=5
- 回答: 25π
- WolframAlpha
- 入力: S = 2πR, R = 5
- Solution: S = 25π
- 筆算
- 回答: L = π × 5 × 5 = 25π
(注)fx-375ES-N の場合、変数R の代わりにX を使用しました。
Question
82円切手をX枚、120円切手をY枚購入したとき、合計金額 Z円は次式となります。
質問:X が10 枚、Y が5 枚のときの、Z を計算してください。